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PSYCHO-PASS

Sinners of the Systems

Case.3 恩讐の彼方に


あっという間に最終章公開となりました。

今回も初日に行けたので思いついたことをつらつらと…仕事帰りに観に行ったので、ちょうど都内では舞台挨拶があっていた時刻と重なりまして。席に着いた直後に3期制作決定、新任監視官W主演、キャストを知り、数少ない情報と興奮を抱えたままCase.3を観たのがいけなかった…そう、いけなかったんです…情報量が私の脳みそのキャパシティを超えた(笑)

結論から言うと、本当に驚くほど精巧な作りで、頭の先から足の先までどっぷり浸かって観れるすばらしい作品でした。と、今でこそ思うものの、正直観終わった直後は謎のショックを受けてしまっていて、一緒に観に行った友人曰く「しらみねが隣で落ち込んでいる」と(笑)私落ち込んでた~~~~www

でも自分でもなんであんなに観終わったあとショックを受けていたのかわからなくて、フォロワさんたちと少し連絡を取り合って、整理したときにその正体に気付きました。まぁそれはおいおい語るとしまして、なにはともあれパッションを受け取って情報整理手伝ってくれた柚葉さん(映画同行もありがと!)、ヨウさん、季緒さん、この場を借りてありがとうございました~!!!

相変わらずシニカルで、今までと変わらない狡噛さんがスクリーン上で当たり前のように動いてる~!と酒場のシーンからわくわくしました。所見のガルシア、超かっこよかった…すごい西部劇みたいなシーンでしたね。久々に見た狡噛さんは以前にも増して遠くを見る表情が多く、ピリピリしたところが全然なかったな。

やたら口笛が上手すぎるツェリンと共にチベット・ヒマラヤ同盟王国へ入るシーン。もう本当に息を飲む美しさでした…正直今作の醍醐味はこの背景である…旗がね!ロケハンはブータンとのことでしたがこの旗が!!!なんかもうこれだけで泣きそうになりました。実は涙腺一番の山場だった。ブータン軽率に行きたい…

難民移送バスを武装ゲリラから助けるシーン、うそだろってくらいかっこよかったんですけど、あの射撃の技術より宜野座の方が上っていう設定なんだからもうそれ考えただけでサイコパスたまんね~~~ってなります(笑)

戦う狡噛さんをヒーローを見つけたようなキラキラした目で見つめるテンジンちゃんが印象的でした。

そしてそのテンジンちゃんですよ…想像以上にめっちゃくちゃかわいかった…!!!!!1期常守のようだったな…

なにもかもかわいい中で、諸星すみれちゃんの声が本当に適任でした。監督が関さんにキャスティングを相談したということだったけど、もともと候補に挙がっていたのかな?どうかな?とにかくありがとうの一言です。あ、テンジンちゃんハーフだったのはちょっと驚きでした。でもそういう政治的、時代的背景が盛り込まれているのか…と、どこをとっても日本と繋がった展開にわくわくさせられました。

訓練する姿とか本当に子犬のようで…でもマーケットでベルモンドの鼻歌を聞いて表情を変えたときの、鋭い眼が魅力的で…怒りや憎しみの表情だけど、綺麗なシーンだったな…

途中からしれっと登場したフレデリカ。正直もっと悪どい感じなのかしらと思ったけどその辺りは意外だったかな。日本にいる一係のこと話したり、(もちろん狡朱勢のわたしはそこで常守に言及する狡噛さんに激しく萌えたのですけど!嬉しそうな顔しすぎか!!!)ここぞという時に手を貸してくれたり…でも須郷さんスカウトの時の印象が抜けないのか、正直まだ疑ってます。というか、狡噛さんのこと利用するつもりで接触してきてるのは見え見えだったので、どうか悪いようにだけはしないでください…日本に帰国した狡噛さんと一係の仲を断つようなことだけは本当にして欲しくないですね。

思惑等々を抜きにすれば本当にかっこいい女性でしたね!とってもグラマラス…ワンナイトラブがあったらどうしようと実はドキドキしてましたが杞憂に終わって良かった…間接チッスは見なかったことにします( ˘ω˘ )

出ましたね!槙島!まだ亡霊を背負っていたのかと思いましたが、「人を殺す前の自分には戻れない」と言った狡噛さん、もはや自問ツールと化した槙島との会話で、何に苦悩しているのかがよく表れていた…ここの会話が長尺であったおかげで、日本へ帰るという決断が納得できました。

いずれ帰国するだろうけど、どうやって帰ってくるかが私の中でかなり大きかったと思うので…冒頭に書いた「ショックを感じた」というのが実はこれで、帰国するということが明言された瞬間にちょっとビビったわけです(笑)そのうえで3期の一係(これが東京のあの一係を指すのであれば)には常守も霜月もいない?わけで、キャリア積めば10年で上がれるということだったから昇進しているとして、果たしてどの立場なんだろう、とか、「政治に巻き込まれないでくださいね」っていう霜月の台詞がなるほどここに繋がるのか?とか…ちょっと常守の身を案じたわけです。

冷静になって振り返って、納得して、じわじわこの展開が嬉しくなりましたwww覚悟してたくせに全然対応できなかったわたしwww

三国の平和協定が無事結ばれたことも大きかったですね。テンジンちゃんの言った「偽りの平和でも」ってところが、常守があの社会のなかで監視官を全うする姿勢に繋がるところであると私は解釈しているので、その台詞に大きく背中を押された形となったのは大変嬉しいところでした。

・しかし本当に物知りだな槙島聖護。

・狡噛さん現地の服似合いすぎじゃない???常守にも着せよう(宣言

・お風呂のシーン正直笑いました。あのアングルである必要があったのかwww

・狡噛さんと犬の戯れがたまらなかった…ダイムのこと思い出してたら嬉しいなぁ…

・テンジンちゃんのバイクに乗るシーン可愛かった~~~

・狡噛の「乳揺れ」把握できなかった…!

・警備してる時の帽子似合ってなさすぎワロタ

・ツェリンの踊る男のオチが、え、それ?ってなった。

・B級映画ばりの電車上戦闘かっこよかった!!!

・そして狡噛が踊る男だった。

・ボコられすぎ…たのに生きてるからCase.2に引き続き人間じゃなかった。

・ここまで全然触れなかったけどキンレイおじさん最高にかっこよかった!

今回パンフレット買ってない方にはぜひ購入して読んで欲しいな~って思ってます。Case.1,2に関してもそう思うんですけど、制作、キャスト陣の言葉からたくさんの情報を得られるし、なにより愛された作品であることが見て取れることがとにかく嬉しいですね◎

いろいろと他にも書くことがあるんですが、もう全然まとまらないうえにすでに長いので、1点だけまだ腑に落ちてないことについて書きますれば。

狡噛さんは、ガルシアを、最終的にはテンジンちゃんの代わりに討ったわけですが(あれは死んでます…よね?)、そこがどう捉えるべきなのかがまだ分かりません。過去を断ち切った、覚悟した、決意した…うえでOKということであったのか…思いのほか、さらっとエンディングまでいったなという印象だったもので…

全然時間がなくて2回目以降いつ観に行けるかわからないのですが、その辺りをちゃんと観定めてきたいな~と思ってます。

長いだけで何一つ書きたいこと書けなかった気がする…まあいいか。

以上、恩讐ファーストインプレッションでした!

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Sinners of the Systems

Case.2 First Guardian


今回はフォロワーさんと初日2/15に観てまいりました。観終わってから「やばい」と「つらい」しか発せなくなっていた…それだけやばくてつらかったCase.2、今回も感想というかメモというか考察というか、なんかそのようなものです。色々間違い等はご容赦ください!

ひとまず今すぐ2回目観に行きたいな…

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▷征陸さん

久々にしっかり動く征陸さんの活躍を嬉しい思いで観ました。年長者というだけでなく、色々な立場経験から導き出したひとつひとつの言葉がとてもかっこよかったです。

声を当てられた有本さんの皺まで届く成熟したとても素晴らしいキャラクターだったなと改めて思いました…!

年下の青柳にもきちんと礼を取る姿とか本当にいい大人だ!ガミガミぎのせんせーに噛み付かれて、内心腹をたてることもきっとあるだろうに、親だなぁ…親子だなぁ…と目頭熱くなるシーンばかりでしたが、ほんと、最後の「殉職」のふた文字が辛すぎて、、、目頭熱くなるどころではなかった…ぜひ公安で須郷さんと再会して欲しかったなぁ。

▷須郷徹平

物語本編では実はあまり語られていなかったバックボーンが、こんなにも雄々しく重厚なものだったとは…人気が更に出る気がします須郷さん。

オフィプロ内で、ちょろっと書かれていた設定がこんなにきちんと練られていたんですね…本当にサイコパスは制作陣に感服します。

実はまだかなり年齢は若い設定なはずなのにこの渋さよ…と思ってたけど、いろいろ納得できました。国防省に居たころは爽やか好青年だったんですね~かわいい。

冒頭の、燐さんへの接し方とか、本当に若さを感じるばかりだったんですが、どんどんキナ臭く、修羅場展開となってしまって…フットスタンプ作戦の真実を知ってしまった時の気持ちは計り知れないです。燐さんの一撃の意味もここで理解したんだろうなぁ。

みんなが被害者だったんですけどね、燐さんもどこへ向けていいかわからない怒りをぶつけてしまったんでしょうね。もっと深読みすれば、この時すでに復讐を企てていたのかな?そうだったとして、うまく言葉にできないですが、それに利用するためというか、距離を置くためというか、そういう一撃だったのかなって思うところがあったのですが、機微については難しくてうまく理解できてないかもしれません。

この修羅場の中で、征陸さんや青柳さんに出逢って、いま公安局で働く須郷さんがフレデリカの誘いをスパッと断ったのは嬉しかった。嬉しかったけど、「変わらざるを得ない状況が必ずやってくる」…とは…先の展開で利用されたりしないかしらと心配です…真面目だから…

それにしても今回も画が!音が!すごかった!

作戦時や潜水艦ドッグでの戦闘シーン、本当にどこをとってもかっこよかったです。あとでパンフ読んで知ったんですが、今作はリアルな音作りをした~というお話があって、それを無意識に感じて観ていた気がします。一番盛り上がる!というところでBGMより打撃音や重火器の音が響いてて、すごいな~やっぱり劇場版は気合が違うな~!?って思ってました(笑)

▷青柳監視官

泣けるくらいに良い女でした…台詞、動き、一つも無駄がなかった。そしてとっても人間らしくて、もう、粋なんですよ青柳さん~~~;;;何も言わずに奥さんに合わせるとか、宜野座に対して隠さずキレたり…須郷さんへ掛ける言葉もすっごい仕事のできる、交渉に長けてる、そしてなにより良い女な選び抜かれた台詞ばっかりで。

お礼を言う征陸さんに対しての「いえいえ~」とか最高でしかなかった。物事の進め方も、きちんと公安や自分自身の居場所を保ちながらマウント取っていく感じがベテランだな~~~って思いました。

本編では離脱してしまったけど、彼女の魅力がこんなにも余すところなく描かれるなんて、夢のようでした…

▷フレデリカ

省庁間人事交流という胡散臭い名目で現れたわけですが、Case.3にも引き続き登場するのでどんな役回りなのだろうと注意して観てました。が、しかし、観る前の想像とは裏腹に、尺としては短い出番でしたね。

でもかなり重要な発言多かった気がします~~~!

「純軍事的活動を視野に入れた部隊新設」のために須郷さんをスカウト?普段は外務省の汚れ仕事専門?ウェットワークスと言えば厚生省だったけど唐鍬谷…ここから狡噛に繋がると思えばこの新設される部隊へのスカウトって狡噛にも白羽の矢が立つのでは…?え、もしかしてもう狡噛さん帰国する…???敵対とかしないよね???(不安)

▷宜野座&狡噛&篝

えっもう嬉しい~~~~~~!!!健在~~~~~~!!!!いろいろ健在~~~~~~~~~~~!!!!!!

とにかく篝の新カット、新台詞が嬉しいどころの騒ぎじゃなかったんですが、上記したけどガミガミのぶちか…もう懐かしすぎて笑いさえ出た…

あと狡噛慎也人間離れしすぎです。知ってたけど。人間のスペックじゃなかった。篝引いてたじゃんwww

▷常守&霜月

Case.1に続きちょっと仲良くなってて嬉しい…

続きと言っても時系列的には逆ですが、何きっかけでこんなに一係がまとまったんだろう。「いつだって一係のことを一番に考えてる」って言った常守も最高だったけど、それを嬉しそうに聞いた美佳ちゃんも最高でした。

しかし「政治に巻き込まれないでくださいね」とは…先を見越した台詞な気がしてならない…

この2人がお互いのことどれだけ理解してるかというのが私の中でかなり重要事項なので、実はCase.1以降ずっとそのことばっかり考えています。

あとはそう、国防省のビル襲撃時もすごい!ってなったけど、出島襲撃が圧巻でした。何度でも観れる…サイコパス本当に何度でも観れる…!!!

ファーストインプレッションはこんな感じです。まだ書きたいこといろいろある気がするけど、それはおいおいついったとかでネタバレしていいかなって個人的に線引きできた頃に投下していきます。

2回目以降も楽しみだ~~~~~!恩讐も楽しみだ~~~~!

最近なかなか時間がなくて、活字を読めていないのですが、縁あって話題書を読んだのでちょこっと感想を。テレビで拝見するだけですが、古市さんとても人として興味がある(むしろ好き)なのでどんな内容なんだろうと気になっていたところ、職場の先輩が貸してくださったのでした。

大した感想は書いてません~!

◇あらすじ(引用)

平成を象徴する人物としてメディアに取り上げられ、現代的な生活を送る「平成くん」は合理的でクール、性的な接触を好まない。だがある日突然、平成の終わりと共に安楽死をしたいと恋人の愛に告げる。

愛はそれを受け入れられないまま、二人は日常の営みを通して、いまの時代に生きていること、死ぬことの意味を問い直していく。

なぜ平成くんは死にたいと思ったのか。そして、時代の終わりと共に、平成くんが出した答えとは――。

『絶望の国の幸福な若者たち』『保育園義務教育化』などで若者の視点から現代日本について考えてきた著者が、軽やかに、鋭く「平成」を抉る!

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先にも書きましたが、私は著者の古市さんが発言内容は置いておいてもそのスタンスが割と結構好きで、普段社会学者として評論的物言いや著作物を出しているこの人がどのような「小説」を書くのだろうとかなり興味津津だったのです。

蓋を開けてみれば、「平成(ひとなり)くん」はまるで古市さんそのもので、小説の形をした評論のようだと感じました。まぁ、メッセージ性が強い小説はみんなそのようなものか…

文章は簡潔で、本としても薄いのでさらっと読みやすかったです。

安楽死が合法化された世の中で、明確な理由を明かさぬまま「安楽死を考えている」という平成くん。愛も、読者である私も、理由が腑に落ちないままフラストレーションをため込んでいくわけですが、最後は以外にも純粋な人間らしい理由であったことに正直安心しました。

ほとんどノンフィクションな世界観にちょっとだけ混ざったフィクションがやたらリアルで、安楽死に伴った"お別れ会"なんて胸糞悪いなとさえ思ったんですが、神社でのシーンがそれらすべてを昇華してくれました。

淡々としていたのに、すべてをさらけ出して、取り乱してた平成くんの様子に正直ちょっと泣きました。

最後は切ない恋愛小説という感じでふわふわとした読了感がありましたが、飼い猫のミライの死も含め、多角的な「死」に考えさせられました。安楽死という難しいテーマを少し深めてくれた気がします。でもやっぱり、健康なうちに自分の死を決めるのは私にはまだ難しいかな…

グーグルホームならぬ平成ホームになった平成くん。願わくば、まだ生きていて欲しいな、と思いましたね!

先日ひとまず思いつくままに文字にして吐き出したものだから、脳内がすっきり状態で数日を過ごしました。そのうえで、書いておきたいことがまた出てきた(思い出された)ので追記です(笑)

そんなわざわざ残しておく必要もない情報ばかりなんですが、自分で書いたこういうものってあとから読み返して、あああの時こんなこと考えてたなとか蘇ってくるのが好きなんです…

あとそう、先日フォロワーさん方がツイキャスで感想をお話されてたところにお邪魔して、わたしも少し(いや全然少しじゃなかったんだけど)コメントさせていただいたりなんかしてたんですが、改めて自覚したことがある。わたし、大好きな作品でも超~~~冷静に観るタイプだなって。かなり集中して、興奮して、感動して、観てるんですけど、同時にストーリー以外のことが気になっちゃうタイプで…なんかそのことを改めて自覚して笑ってしまいました:)

追記なので思いついたことをメモってる感じです~!例によってネタバレ踏みたくない方は回れ右お願いします。

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◇主題歌

ブンブン中野さんremix、abnormalizeもFallenも超かっこいい…特にabnormalizeはこれから始まるぞって時にかなり期待値を上げてくれました。サビ部分のビートが超~好きです。ずっと聴いていられる…

◇「自覚あったんだ」

霜月のこの台詞に同感を得ました。本当に自覚あったんだな…

公安局のセオリーからはみ出す常守に相対して、真面目かつ正義を貫く霜月は、常守のこと本当に苦手な先輩って思ってるんだろうな~~~填島事件において友達を喪ったこととか、知能指数の高さ・適性とか、実は似た者同士なんですけどね。

◇霜月の演技

こんなにボディランゲージというか、よく動く子だったかしら…どうにもうまくいかない歯痒さや怒りが動きに現れるだけならまだしも、ガッツポーズとか最後のグー!とか可愛い以外の何物でもなかったです。でも一番好きなのは、夜坂が霊園に何かあると自分たちに訴えていたのではと意見したギノに対して、「そうですかァ?」と両手を上げた動き…誰やねん…かわいい…

◇スカートは…どこへいった…

正直期待していたんだ…

◇吉上脚本

スタッフ陣に関してこの人がああだとかこうだとかそういう高尚な知識は全然持ってないのですが、アニメ脚本初めてとは恐れ入りました…。というか、スタッフ全員が同じ方向を向いて制作している、というお話があったかと思うんですが、それまさにと思わせる完成度でしたよね。良い意味で脚本家の違いで作品に大きな差が出ないというか。明確に言えば細かいところあるんでしょうけど、どこからどう観ても私が好きな「PSYCHO-PASS」でした!!!

◇オレンジの防寒着

あれだけじゃ寒いのでは…いやそれ以前に送還されてきた夜坂と公安一行を受け入れる際、ヘリポートかな、みんな寒かろう…って思っちゃいました。息の白さが大変リアルだった。

◇狡噛慎也

上の話からなんですけど、「なんで着てんの?」って思った(笑)

弥生が着てるから、それを見間違った幻影だしおかしくないんですけど、オレンジ似合わなすぎて…(笑)

かと言って、上着を着てないスーツ姿とかSEAUnの時みたいな姿とかじゃ違和感抜群なんでしょうけど!着てないと寒いもんね!(そればっかり)

◇特別行政区≪サンクチュアリ≫

在り方…概念?が2期の鹿矛囲のそれと似てるから、つまりそういうことではっていう考察をTL上で見かけたんですけど、実質2年経過していて、サンクチュアリもまだ建設間もないという設定で…なるほど、と思いました。

しかしこの名前とか、知識ある方は最初から話が見えていたのかな(観終わってから調べて知りました)。

それと住人達が集うあの円形の場所、まさにパノプティコンのよう…パノプティコン的社会構造は経済省からの発案って話が2期であったような…やっぱり繋がっているのだろうかと思いますね。

◇武田の自宅

おしゃれすぎ問題。前回、須郷さんと常守の会話が玄人感めっちゃ出てたって書いたんですけどあの部屋の効果も絶対ある。

サンクチュアリで使用する薬の開発に携わっていたんだから、相当儲かってたのかな。それでも告発に加担したのだから、何も知らされずに開発していたんでしょうね。

◇うそ…ヘリが無い…!

しれっとしてるけどあんた知ってたでしょ宜野座さ~ん!

…あ、本当に大したこと書いてないなwww

また何か思い出したらここに追記します◎あと1回は観に行きたいんだけど時間あるかな…!

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Case.1 罪と罰

4年ぶりの完全新作、とっても楽しみにしてました!やっと、という気持ちもあれど、公式ありがとうの一言に尽きます。

ひとまず1/25初日と本日の2回観てきましたので、感想というかメモというか考察というか、なんかそのようなものです。整理が下手なので色々間違い等はご容赦ください!理解不十分だったら教えてください!!!

(ネタバレ避けたい方は回れ右でどうぞ。)

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前回の劇場版から約半年後、公安局ビルに1台の暴走車両が突っ込んで…という初っ端から事件性アリアリで始まったCase.1、60分間があっという間で、でもとても密度が高く…大満足でした。

1回目2回目、別の友人と観に行きましたが、私含め観終わった後の第一声が「画がきれい」でした(笑)キャラクターの作画もだけど、背景の緻密さが凄かった。サイコパスって、1期から通して背景に力入ってますよね。シビュラが統括する社会というものを違和感なく私たち視聴者に示してくれていて、本当に飽きないなぁと思いました。

冒頭から雪、武田の遺体を回収するシーンでは降雨によりホロの剥がれた暗い街並み、サンクチュアリ周辺は雪深く吹雪いて寒そうな空気感とか…TVシリーズを上回る劇場版ならではの演出がもう!たいへん!

そして吹雪の中の宜野座戦闘シーンたるや…カットもエフェクトも圧巻でした!!!(興奮)

▷霜月

いつの間にか「美佳ちゃん」と呼ばれるほど一係に馴染んでいたことに正直に驚きました。憎まれ口を叩いたり、感情の赴くままに突っ走ったり、公安局のエースと自称したり(笑)、相変わらずな部分も目立っていたけど、なんだかんだ宜野座の言うことに従っててとてもかわいかったです。ギノシモは父娘で確立されたな…

前作からの半年の間にどういった経緯で呼称が変わるまでに至ったかは今のところ想像するしかないんですけど、「どうせ私はセンパイの指示に従うしかないんでしょ」という不貞腐れた態度からガッツポーズが出たんだから、やっぱり認めてもらえた、逆に常守側から言えば「認めていこう」というのが一番関係性に影響を与えたのかなって思います。

印象的だったのは地下施設で合流した宜野座の肩に手を置いて労ったり、腰の傷を苦々しげに見たり…といったところで、余裕ができたんだなぁなんてオバちゃん目線で見てしまいました。

常守と霜月は共にまっすぐで突っ走るという印象ですが、「正義感」や「重要なところは真実を知る自分だけで処理しよう」という気持ちから動く常守と、また違ったベクトルだなと改めて感じました。直感型で「最後は正義が勝つ!」という気持ち、同じ『正義』という言葉でもまるで違うというか…うまく表現できないんですが、霜月は今の社会から悪を排除してより良くしていこう!という感じで、常守は常にシビュラに対して問題を突きつけていくというか…より深くシステムのことを理解している常守の方が『是』とする割合が少ないのかな…わかりません!(笑)だれか私と語りましょう!

▷宜野座

いやもう有態に言うならかっこよかったです。それしかない。暴走車両から霜月助けるシーン最高すぎてそこだけリピートお願いしたいくらいでした。発言がキザっぽいというか、オジサン度が増してるというか、もうなんかほどよいダサさがたまらないですね~~~

そして一期から比べたら驚くほどに良い身体…あれだけ吹っ飛ばされてよく生きてたな!?

あとは狡噛さん関係なんですが、フォロワさんもおっしゃってたんですけどあんなにいい顔して狡噛さんのこと語るなんて思ってなかったからとてもびっくりしました。訣別したかのような前回ラストだったけど、全然後悔も親しみも嫉妬も生きてて、助けてくれた六合塚が狡噛に見えたところも、あぁなんかギノって狡噛さんに認めてもらいたいというか、助けてあげられなかったことに対して赦して欲しいというか、とにかく今一生懸命に事件が解決することに尽力するのはそれに懸けているんだなぁと確信しました。

良い友人としてまた再会して欲しいものですね…!

それにしてもギノはカウンセラーの才能あるんじゃない???「食べなさい」っていい声でソリド(違)を武弥くんに渡すところも良かった~~~

▷六合塚

今回も驚くほどにずっと美人でしたね…拘束されつつもハッキングしてたシーン、超美人でしたね…そんな美人が玄沢氏にのしかかられて、解放された際に超~嫌そうな顔で口元ぬぐった時も大変美人でしたね…

しかしいつの間にあんな超ハイテクになっているやら。これまでのシリーズではなかったと記憶してるんですが…あのテレパシー的なシステム。どういう原理で口を動かさずに会話ができているのか…詳細が欲しいです。

▷常守

思ってたよりも喋ってた!!!嬉しい!!!あと厳しい表情が多い中で一瞬でも笑顔やきょとん顔が見れたのも嬉しかったです。

なんだかどんどん後ろ髪が刈り上がってる気がするんですが…それはさておき、要所要所で活躍してましたね。武田の部屋を捜査してたときの須郷さんとの会話がなんかすきだな~!実は2歳くらいしか変わらないんですよねあの二人…謎の玄人感がたまりません。

しかし今回の黒幕がシビュラだったということは気付いていたのだろうか。違法な手段を使用した集団思考による施設住民の統率に関しては夜坂の証言を観ていたし、私でも「えっこれシビュラじゃん???」って勘付いたんだからきっと気付いてるとは思うんですけど。チュアン・ハンの例もあったし、蓋を開けてみればいつだって局長に踊らされているような気さえする…

▷雛河

すごくしゃべってましたね!!!いつもいい仕事する翔くん。志恩にこき使われててかわいい。

輸送機内で怪我したギノに大丈夫ですかって声かけてるところもよかったです。ここにも成長が見て取れた…

▷夜坂泉

薬物に冒される姿から一変、告発動画の利発そうな顔や話し方が大変好みでした。ぜひしあわせになって…

▷武弥くん

ギノの背中にぎゅっと負ぶさる姿が大変可愛かったし、傷ついたギノおじさんにソリド(違)を半分わけてあげる健気なやさしさが沁みました。

▷ロージャ

力也さんボイスにより必要悪も正義に聞こえる圧倒的説得力…元執行官、ってことで続作に関係しているのかな?

根っからサンクチュアリのやり方に満足してる風でもなかったし、所見の不快感はあれどアクション洋画にありがちな「芯の通った良い悪役」ポジションでした。良い声だった…

ほかにも語りたい事や衝動的な感想はたくさんあった気がするのですが、今はひとまず。そのうちまた追記するかもしれません(笑)

ただひとつ私ばかなのでよくわからない点があるんですが、シビュラってなんでしたっけ?(今更)局長と烏間は同じ思考や意識を共有してるわけではないんですっけ…ちょっとその辺りの理解が曖昧になってしまっています。もう一度一期を観直さなければ…

杜撰に放棄された放射性廃棄物があるというのが政府が抱えている問題で、それを偽って潜在犯に処理させていたということが隠さなければならないサンクチュアリの実態だったわけですが、しかしそれをああも頑なに隠ぺいしようとして、結果管理者たちは執行されて…でもその事実を白日の下に晒すことはしないと霜月が取引をした。サンクチュアリ地下には問題が残されたままで…

結局は、一瞬メスが入ったものの同じ状況に戻るのでしょうか。SEAUnの時といい、そうそう簡単に勧善懲悪で完結するPSYCHO-PASSではないですね…

それでもぜひ足掻いて欲しい!Case.2以降も楽しみです!