【movie】PPSS Case.1
PSYCHO-PASS
Sinners of the Systems
Case.1 罪と罰
4年ぶりの完全新作、とっても楽しみにしてました!やっと、という気持ちもあれど、公式ありがとうの一言に尽きます。
ひとまず1/25初日と本日の2回観てきましたので、感想というかメモというか考察というか、なんかそのようなものです。整理が下手なので色々間違い等はご容赦ください!理解不十分だったら教えてください!!!
(ネタバレ避けたい方は回れ右でどうぞ。)
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前回の劇場版から約半年後、公安局ビルに1台の暴走車両が突っ込んで…という初っ端から事件性アリアリで始まったCase.1、60分間があっという間で、でもとても密度が高く…大満足でした。
1回目2回目、別の友人と観に行きましたが、私含め観終わった後の第一声が「画がきれい」でした(笑)キャラクターの作画もだけど、背景の緻密さが凄かった。サイコパスって、1期から通して背景に力入ってますよね。シビュラが統括する社会というものを違和感なく私たち視聴者に示してくれていて、本当に飽きないなぁと思いました。
冒頭から雪、武田の遺体を回収するシーンでは降雨によりホロの剥がれた暗い街並み、サンクチュアリ周辺は雪深く吹雪いて寒そうな空気感とか…TVシリーズを上回る劇場版ならではの演出がもう!たいへん!
そして吹雪の中の宜野座戦闘シーンたるや…カットもエフェクトも圧巻でした!!!(興奮)
▷霜月
いつの間にか「美佳ちゃん」と呼ばれるほど一係に馴染んでいたことに正直に驚きました。憎まれ口を叩いたり、感情の赴くままに突っ走ったり、公安局のエースと自称したり(笑)、相変わらずな部分も目立っていたけど、なんだかんだ宜野座の言うことに従っててとてもかわいかったです。ギノシモは父娘で確立されたな…
前作からの半年の間にどういった経緯で呼称が変わるまでに至ったかは今のところ想像するしかないんですけど、「どうせ私はセンパイの指示に従うしかないんでしょ」という不貞腐れた態度からガッツポーズが出たんだから、やっぱり認めてもらえた、逆に常守側から言えば「認めていこう」というのが一番関係性に影響を与えたのかなって思います。
印象的だったのは地下施設で合流した宜野座の肩に手を置いて労ったり、腰の傷を苦々しげに見たり…といったところで、余裕ができたんだなぁなんてオバちゃん目線で見てしまいました。
常守と霜月は共にまっすぐで突っ走るという印象ですが、「正義感」や「重要なところは真実を知る自分だけで処理しよう」という気持ちから動く常守と、また違ったベクトルだなと改めて感じました。直感型で「最後は正義が勝つ!」という気持ち、同じ『正義』という言葉でもまるで違うというか…うまく表現できないんですが、霜月は今の社会から悪を排除してより良くしていこう!という感じで、常守は常にシビュラに対して問題を突きつけていくというか…より深くシステムのことを理解している常守の方が『是』とする割合が少ないのかな…わかりません!(笑)だれか私と語りましょう!
▷宜野座
いやもう有態に言うならかっこよかったです。それしかない。暴走車両から霜月助けるシーン最高すぎてそこだけリピートお願いしたいくらいでした。発言がキザっぽいというか、オジサン度が増してるというか、もうなんかほどよいダサさがたまらないですね~~~
そして一期から比べたら驚くほどに良い身体…あれだけ吹っ飛ばされてよく生きてたな!?
あとは狡噛さん関係なんですが、フォロワさんもおっしゃってたんですけどあんなにいい顔して狡噛さんのこと語るなんて思ってなかったからとてもびっくりしました。訣別したかのような前回ラストだったけど、全然後悔も親しみも嫉妬も生きてて、助けてくれた六合塚が狡噛に見えたところも、あぁなんかギノって狡噛さんに認めてもらいたいというか、助けてあげられなかったことに対して赦して欲しいというか、とにかく今一生懸命に事件が解決することに尽力するのはそれに懸けているんだなぁと確信しました。
良い友人としてまた再会して欲しいものですね…!
それにしてもギノはカウンセラーの才能あるんじゃない???「食べなさい」っていい声でソリド(違)を武弥くんに渡すところも良かった~~~
▷六合塚
今回も驚くほどにずっと美人でしたね…拘束されつつもハッキングしてたシーン、超美人でしたね…そんな美人が玄沢氏にのしかかられて、解放された際に超~嫌そうな顔で口元ぬぐった時も大変美人でしたね…
しかしいつの間にあんな超ハイテクになっているやら。これまでのシリーズではなかったと記憶してるんですが…あのテレパシー的なシステム。どういう原理で口を動かさずに会話ができているのか…詳細が欲しいです。
▷常守
思ってたよりも喋ってた!!!嬉しい!!!あと厳しい表情が多い中で一瞬でも笑顔やきょとん顔が見れたのも嬉しかったです。
なんだかどんどん後ろ髪が刈り上がってる気がするんですが…それはさておき、要所要所で活躍してましたね。武田の部屋を捜査してたときの須郷さんとの会話がなんかすきだな~!実は2歳くらいしか変わらないんですよねあの二人…謎の玄人感がたまりません。
しかし今回の黒幕がシビュラだったということは気付いていたのだろうか。違法な手段を使用した集団思考による施設住民の統率に関しては夜坂の証言を観ていたし、私でも「えっこれシビュラじゃん???」って勘付いたんだからきっと気付いてるとは思うんですけど。チュアン・ハンの例もあったし、蓋を開けてみればいつだって局長に踊らされているような気さえする…
▷雛河
すごくしゃべってましたね!!!いつもいい仕事する翔くん。志恩にこき使われててかわいい。
輸送機内で怪我したギノに大丈夫ですかって声かけてるところもよかったです。ここにも成長が見て取れた…
▷夜坂泉
薬物に冒される姿から一変、告発動画の利発そうな顔や話し方が大変好みでした。ぜひしあわせになって…
▷武弥くん
ギノの背中にぎゅっと負ぶさる姿が大変可愛かったし、傷ついたギノおじさんにソリド(違)を半分わけてあげる健気なやさしさが沁みました。
▷ロージャ
力也さんボイスにより必要悪も正義に聞こえる圧倒的説得力…元執行官、ってことで続作に関係しているのかな?
根っからサンクチュアリのやり方に満足してる風でもなかったし、所見の不快感はあれどアクション洋画にありがちな「芯の通った良い悪役」ポジションでした。良い声だった…
ほかにも語りたい事や衝動的な感想はたくさんあった気がするのですが、今はひとまず。そのうちまた追記するかもしれません(笑)
ただひとつ私ばかなのでよくわからない点があるんですが、シビュラってなんでしたっけ?(今更)局長と烏間は同じ思考や意識を共有してるわけではないんですっけ…ちょっとその辺りの理解が曖昧になってしまっています。もう一度一期を観直さなければ…
杜撰に放棄された放射性廃棄物があるというのが政府が抱えている問題で、それを偽って潜在犯に処理させていたということが隠さなければならないサンクチュアリの実態だったわけですが、しかしそれをああも頑なに隠ぺいしようとして、結果管理者たちは執行されて…でもその事実を白日の下に晒すことはしないと霜月が取引をした。サンクチュアリ地下には問題が残されたままで…
結局は、一瞬メスが入ったものの同じ状況に戻るのでしょうか。SEAUnの時といい、そうそう簡単に勧善懲悪で完結するPSYCHO-PASSではないですね…
それでもぜひ足掻いて欲しい!Case.2以降も楽しみです!
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